対象工程は、物理的な難易度と、PC・設備連携(デジタル統合)の価値という2つの軸で選定します。狙うのは、物理作業はシンプルながら、検査機・PC・記録の連携が複雑で価値の高い領域です。溶接や重量物のような物理難易度の高い工程は対象にしません。
総ペイロード5kg以内・低反力・安定した剛体ワーク。満たさない場合は初期対象外とし、例外を設けません。
開放治具・自動扉・標準I/OやAPIなど、設備側の受け入れ条件を確認。低コストの改造で到達可能な場合は、改造費込みで効果を再計算します。
24か月以内に投資を回収できる価値仮説を置けること。満たす案件のみ、工程診断へ進みます。
検査機・測定器へのワーク投入、PC上での装置操作と結果取得、ワークIDと測定結果の紐付け、OK/NG/再検査の仕分けまでを一連で自動化します。
ワークを固定し、カメラやプローブをアーム側で動かして多点を検査します。検査レシピの生成、画像・ログ・判定結果の統合、品番切り替えに対応します。
規格トレーを前提とした部品の取り揃え・箱詰め。BOMや指示書からの段取り替え、生産管理システムとの連携、検品記録の自動化に対応します。
工作機械・装置へのワーク着脱と稼働率の可視化。機械側の受け入れ条件(Robot-ready度)を診断したうえで、成立する場合に限りご提案します。
導入の成否は、ロボットの性能よりも既存設備側の条件に左右されます。6つの観点で設備を3段階に判定し、無理のある案件は工程診断の前にお断りする — この判定の正直さが、結果的にお客様の投資を守ります。
人間向けに作られた工程をそのまま自動化しようとすると、複数のツールや精密治具が必要になり、投資対効果が崩れます。ロボットの高度化で解くのではなく、工程そのものを再設計する。検査工程の例をご紹介します。